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木材が鉄より火に強いと言ったら「そんなはずはない」と思われるかもしれません。確かに、木材は燃えますし、鉄は燃えません。しかし、木材もある程度の厚さや太さがあれば表面が焦げるだけで、それ以上はなかなか燃えません。鉄は温度が250度になると変形しはじめ、5分もたたないうちに元の強さの半分になってしまいますが、木材が元の強さの半分になるのには20分もかかります。 |
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木のインテリアが、有害な紫外線を吸収することはあまり知られていないようです。人間の目には反射率50〜60%が最も心地よいとされています。ヒノキや杉の反射率は、ちょうど50〜60%で、とても目に優しい素材なのです。また、木材から反射される光には、紫外線が少なく、反対に赤外線が多いという特徴があります。 |
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帰宅して、靴と靴下を脱いで素足になると、何となくほっとしたような開放感を覚えます。また、足の裏をもんだり温めたりすると気分がリラックスするように、足の裏から伝わる感触や情報は、直接脳に伝達されると言われています。杉のように比重が軽い木ほど、あたたかく感じられます。厚くするほど断熱性は増し、あたたかさも増します。また滑りにくいので、お年寄りや小さなお子様のいる場合でも安心です。 |
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木のインテリアは、カビやダニの発生も抑えます。カビの原因は湿度ですから、前述した理由で、室内の湿度を快適にする木は、まさにカビの発生を防止する役目を持っています。また、特にダニは赤ちゃんのいる家庭では大敵です。不衛生であるばかりか、病気やアレルギーの原因にもなりますが、無垢の木の床にすれば、ダニの発生を防ぐことができます。一部の木に含まれている精油成分がダニの抑制効果を持っているためです。 |
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日本の気候を考えると、夏涼しく、冬暖かい家が理想的です。木材の持つ断熱性と調湿性をうまく使うことが、住宅の快適空間をつくることにつながります。
鉄筋コンクリート造住宅は、冬は暖かいのですが、夏は外気と同じ室温になっています。木造住宅は外気温と比較したとき、夏涼しく冬暖かくなっているのがわかります。 |
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